
おそらく、トミースミス モデルと聞いて誰もがピンとこなかったはずでは?
トミー・スミス(Tommie Smith) は1968年メキシコシティオリンピックで男子200mを19秒83の世界新記録で制したアメリカの有名な短距離選手です。
で、なぜオリンピックに優勝(しかも40年前)しただけでプーマからスニーカーまで出るかというと‥
彼はその表彰台でアメリカ国内の黒人差別に抗議するパフォーマンスを行い、アメリカオリンピック委員会(略称:USOC)によってオリンピックから追放されるという一大事件がありました。
それぐらい、一時代にセンセーショナルを起こし、まさに時の人であったわけです。
そんな彼の名前の付いたスニーカーというのは非常に興味深いのでは?
以下、
Wikipediaより
「オリンピックでの抗議パフォーマンス」
1968年メキシコシティオリンピック男子200mにおいて金メダルを獲得したスミスは、メダル授与の際、銅メダルを獲得したチームメイトのジョン・カーロスと共に黒手袋をつけ、靴を脱いで黒いストッキングを見せる格好で表彰台に上がった。アメリカ国内の人種差別に抗議するために彼らは星条旗が掲揚されている間中、ブラックパワー・サリュート(Black Power salute)という拳を高く掲げるブラックパワーを誇示するパフォーマンスを行ったのである。同競技の銀メダリストでオーストラリアの白人ピーター・ノーマンも2人の抗議行動を支援、彼もまた表彰台で人権を求めるオリンピック・プロジェクト(Olympic Project for Human Rights 略称:OPHR)のバッチを着けていた。アメリカオリンピック委員会(United States Olympic Committee 略称:USOC)は2人のパフォーマンスを政治的パフォーマンスとして非難、アメリカ・ナショナルチームから即日除名すると共に、オリンピック村から強制的に追放した。しかし、オリンピックという国際舞台でのカーロスとスミスの抗議パフォーマンスは、アメリカ公民権運動上の画期的な事件の一つとなった。
両名に厳しい措置がとられたも関わらず、その後もメキシコシティオリンピックの表彰台ではアフリカ系アメリカ人による抗議のパフォーマンスが繰り広げられた。男子400mを独占したアメリカのリー・エバンス、ラリー・ジェームズ、ロン・フリーマンは黒いベレー帽をかぶり、トニー・スミスら同様に拳を掲げた。男子走幅跳の金メダリストボブ・ビーモンは黒いソックスを履き、同じく男子走幅跳のラルフ・ボストンは素足で壇上に上がった。いずれも「黒」を強調することでブラックパワーを誇示するパフォーマンスである。表面上、非政治性・政治的中立性を装うオリンピックは、奇しくも競技者の身体的表現によって、アメリカ国内における人種問題の矛盾を全世界に表明する政治的な「場」となったのである。
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