
【東京 3日 AFP BB News】ディオール・オム(Dior Homme)のクリエイティブ・ディレクターを離任したエディ・スリマン(Hedi Slimane)が、公式ホームページ「HEDISLIMANE.COM」の中で事情について率直に語っている。クリスチャン・ディオール(Christian Dior)社から自身の名を冠したブランドとディオール・オムの存続を提案されたが、両立の準備は難しかったという。以下はホームページ掲載コメントからの抜粋。
■エディ・スリマン(Hedi Slimane)
2000年7月にクリスチャン・ディオール社に入り、ディオール・オムをスタートしました。私は、新生ディオール・オムが総体的なプロジェクトになると信じていました。数年間で数多くのクリエイティブな人々とコラボレーションを行い、感覚を研ぎ澄まされたことは幸運でした。7年間にわたる、音楽、建築、アート、デザイン等に及ぶプロジェクトは、まさにタイムカプセルと呼べるものです。
共にディオール・オムをデザインし、助け合ってきたスタッフたちに感謝します。小さなスタジオで彼らと共に過ごした時間は素晴らしいものでした。ショーに出演し、写真のモデルになってくれた男の子たちにも感謝します。彼らは私に強いインスピレーションを与え、デザインに駆り立ててくれました。共に仕事をしたミュージシャンたちにも感謝します。彼らは、私が生み出したシルエットに大きな影響を与えてくれました。彼らの手による新たなシーンの誕生に立ち会えたことは、とても幸運でした。また、私を信頼してこのプロジェクトを任せてくれたベルナール・アルノー(Bernard Arnault)氏にも感謝します。
約1年前の7月に契約が終了した際に、大きな変革の時が来たと感じ、会社を去る決意をしました。
会社からは契約を更新した上で私の名前を冠したブランドをはじめるよう提案されていました。それから約1年間ディオール・オムでデザインを続けましたが、違和感がありました。自分のブランドのための準備と作業には、決して妥協できない部分があります。私と同じ立場に置かれていた尊敬するデザイナーたちとは違って、私は別の道を選ぶことにしました。今感じているのは、ファッションにおける自分なりのアイデアと信条に忠実でいることがとても大切だということです。
以上の理由から心優しい提案をお断りし、ディオール・オムとの契約更新を辞退することにしました。2月第2週目に発表した最後のショーの直後にこの意志を明かし、ロサンゼルスへと発ちました。ディオール・オムから離れ、前進していきたいと思います。(c)AFP/PIERRE VERDY
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